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ユダヤ教・キリスト教・イスラム教についての入門書。
しかし作者は宗教学者ではない。 あくまで趣味が高じて宗教の本を書いてしまったというものである。 日本人にとっては理解のしにくい一神教の世界。 しかも日本で宗教のことについて声を大きく論議するのはご法度。 生活の中には宗教的考え方が意外と多く入り込んでいるのに。 話の流れとしては3つの宗教の成り立ちと簡単な内容が書かれ、最後に作者と各宗教について見聞のある3人との対話が収められている。 作者の解説は「自分も素人」というだけあって分かりやすい。 自分も分かるように整理しながら書いてあるような気がする。 いままで特に興味があった分野ではないが、簡単な内容は知ることが出来た。 ところところで作者の意見も入っているが極めて客観的に書いてある。 私が「?」と思ったところで作者の「ここは日本人には理解しにくい部分かもしれないが」ろと入っていたりして懇切丁寧な?書き方である。 その後は対談になるわけだが、ここにきて最初の解説部分の分かりやすさが効いてくる。 各人とも「自分の宗教が絶対で他は認めない!」という頑固な姿勢ではない。 「他の宗教を信じている人に改宗するように言う権利は自分にはない。ただ宗教対立が起きるのは他の宗教のポリシーに柔軟性がないからだ。自分達の宗教は他の宗教も認めている。」というスタンスで話は進んでいくのだが…。 やはり宗教を信じている人は口では違うと言っても自分の宗教が絶対だと思っている。 聖書やコーランの記述も自分達の都合のいいように解釈しているなと、全然知らない自分でもそう思ってしまうところはあった。 面白いと思ったのが2点。 まず、日本は多神教ではなくて多宗教であるというところ。 クリスマスと正月と…、そういうのをこうやって表現すべきなのか!と感嘆してしまった。 たしかこれはイスラム教徒が言っていた記述だったはず。 そして次に「宗教が理由の戦争は今までない。結局は政治的な対立なのだ」という部分。 本当にそうなんだろうか。 日本人には分からない理由の戦争ってある気がするんですけどね。 …とこれ以上は政治的発言なので自粛。 本としての完成度は素晴らしいと思う。 最低限の知識を身に付ける上でもいい本だと思う。 ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座 | Excite エキサイト ブックス > 書籍情報 ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座井沢 元彦 / / 徳間書店 ISBN : 4198925070 スコア選択: < 前のページ次のページ >
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